種のあるものが嫌いなんだ。

日記

口の中でうっかり「ガリッ」ていうのがどうしても苦手なんだ。
葡萄だとか、スイカだとかだ。

いや、わかりやすく大きな、取り除ける種ならいいんだ。桃とか、梅とか、アボカドとか。
食べられるくらい薄いとか小さいとかも全然いい。トマトとかイチゴとさキュウリとかキュウリとか
食べないエリアにいるやつもまあ許せる。りんごとか、梨とか。
ごまのように、種そのものを食べるものだって、もちろん、大歓迎だ。

とにかく、食べる前提ではない種がうっかり紛れ込んで、口の中で不快な音を立てて砕かれた時の憂鬱といったら、ない。
欠片すら残さずサルベージしてしまうまで食べる心地がしない。味がしないのがせめてもの救いだ。

自発的に、葡萄を買ってきて食べるということが私はほとんどない。あるとしてもデラウェアどまりだ。その理由は何をおいても、種! 種なのである。
最悪はスイカ。あいつらは方々好きに散らばってからに。
よーくよーく探索して種を外してからガブリといっても、うっすい白いのが紛れ込んでいるなんてのは日常茶飯事。それだけならまだしも、黒いのも影ひとつ見せなかったくせにちゃっかり隠れていることがある。そんで、「ガリッ」。みずみずしい甘さが台無しだ。
ガリッといかずに飲み込んでしまうのは、なお悪い。せめて気がつかなければよいものを、気がついてしまったら最後、胃のあたりにずっと違和感を引きずってしまってブルーな気分になる。

とにかく、種というやつが邪魔で仕方がない。

考えてみれば、命の恩恵に与り命の一部をいただいているというのに、その命の源を疎ましく思うとはこれ如何に。
種がなければ、食べ尽くしたその世代の次の葡萄にはもう出会えない。種がなければ、文字通り種(しゅ)は尽きてしまう。種があってこそ、今この食卓でこの葡萄との出会いがあり、そして私の舌と脳を甘く潤しやがて血肉となってくれるというのに。その種を軽んじるとは、不遜にもほどがある。まあ、あっても捨ててるけどな、種。

命に対して「いいぞ」とか「許せる」などとは何様か。君は神にでもなったつもりか。
だってしょうがないじゃないか( ー̀εー́ )、我は食らう者、彼は食われる者。
私の優位性は残念ながら揺るぎないし、永遠に相容れることはないのだ……。

こいつはいいぞ! ほぼ種なしさんだ!
ところで、種なし葡萄ってどうやって増えるの?

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